グローバルナビゲーションへ

本文へ

ローカルナビゲーションへ

フッターへ




平成23年度


第33回 健康講座

「心臓病を予防する生活習慣」―実践したい運動・気をつけたい食事―
三越診療所部長 近藤 修二

1.虚血性心疾患の危険因子
 1)加齢
 2)冠動脈疾患の家族歴
 3)喫煙習慣
 4)高血圧
 5)肥満
 6)耐糖能異常(境界型および糖尿病型)
 7)高コレステロール血症
 8)高トリグリセライド血症
 9)低HDL血症
 10)精神的、肉体的ストレス
2.加齢による血管合併症の増加
3.高血圧による血管合併症の増加
4.心臓病予防の為の食事
 高血圧の食事の注意:塩分制限
 糖尿病の食事の注意:一日必要エネルギーの摂取
5.肥満:内蔵脂肪型肥満
6.血中脂質
 LDLコレステロール個別の虚血性心疾患合併率
7.虚血性心疾患を防ぐ食事
 コレステロール300mg/日未満に
 食物繊維を含む食品をふんだんに
 特に脂質のとり過ぎに
 注意脂肪酸摂取バランスに注意
 抗酸化物を摂取:ポリフェノール等
8.アルコールは適量を!
9.喫煙を控える
10.心不全の原因疾患
 心疾患の診断に有用な検査
11.弁膜症の原因(リウマチ熱等)
12.心筋症の原因
13.心臓に負担をかけない生活
14.不整脈を起こしやすい日常の行動
15.運動療法
16.有酸素運動と無酸素代謝閾値
17.運動療法の適応
 高血圧に対する運動療法の効果
 脂質に対する運動療法の効果
 慢性心不全患者の心疾患による死亡率に及ぼす運動療法の効果
18.運動強度
19.運動頻度・運動療法持続時間
20.虚血性心疾患の予防(まとめ)

講師 近藤医師

司会 大塚保健師

会場

講座の様子

概要

開催日時 平成23年10月6日(木曜日) 14時30分~15時50分
会場 野方区民ホール 野方WIZ B2F (中野区野方5-3-1)
主催 公益財団法人 三越厚生事業団
後援 日本人間ドック学会
参加人数 218名

第34回 健康講座

演題:「危険な頭痛を防ごう!」
三越診療所部長 横山雅子

1.危険な頭痛とは?
 ・これまでで最悪の頭痛か?(First or worst headache)
 ・増悪しているか?
 ・突然発症か?
 ・加齢による血管合併症の増加
2.頭痛の分類
3.危険な頭痛の特徴
 ・突然の頭痛
 ・今まで経験したことがない頭痛
 ・いつもと様子が異なる頭痛
 ・頻度と程度が増していく頭痛
 ・50歳以降に初発の頭痛
 ・神経脱落症状を有する頭痛
 ・癌や免疫不全の病態を有する人の頭痛
 ・発熱、頸部硬直、髄膜刺激症状を有する頭痛
4.救急外来における頭痛
5.頭痛のABCD分類
 A:Acute 急性期頭痛(赤、黄、青信号頭痛)
 B:Bind 急性期+慢性期
 C:Chronic 慢性反復性頭痛(片頭痛、緊張型頭痛、群発頭痛)
 D:Daily 連日性頭痛で薬物乱用なし(3ヶ月以上ほぼ連日頭痛が続く)
 E:Excess 連日性頭痛で薬物乱用あり(薬物乱用(>3ヶ月)がある)
6.くも膜下出血
 ・脳動脈瘤対処法
 ・症状のない未破裂脳動脈瘤が見つかった!どうしたらいい?
7.脳出血
 ・t-PA静注療法
 ・脳卒中の病型分類
8.脳ドックで無症候性脳梗塞と指摘された!?
9.発見される代表的な異常とその対策
 1)無症候性脳梗塞 3)無症候性脳出血
 2)大脳白質病変    4)無症候性頸部・脳主幹動脈狭窄・閉塞(推奨)
10.脳腫瘍
11.慢性硬膜下血腫
12.髄膜炎、脳炎
13.とっさ時の対処方法
 1)めまい・立ちくらみが起きたら転倒を防ぐ 3)頭を低くする
 2)治まってきたら… 4)過呼吸はリラックスして吐いた息を吸う
14.一次救命処置(BLS:Basic Life Support)
 1)安全を確認 5)胸骨圧迫(心臓マッサージ)(C:Circulation)
 2)意識の確認 6)気道確保(A:Airway)
 3)応援を呼ぶ 7)人工呼吸(B:Breathing)
 4)呼吸の確認 8)AEDによる除細動(D:Defibrillation)
15.一過性脳虚血発作(TIA:transient ischemic attack)は、すぐに病院へ
16.危険因子と死亡の関係
 ・我が国
 ・世界
17.災害時の脳心血管イベント発症の機序
18.高齢者の「寝たきり」はこれからも増加
 ・「寝たきり」最大の原因が脳血管疾患
19.健康長寿を達成するには?
20.危険な頭痛予防のポイント(まとめ)
 1)手始めに、高血圧から治しましょう  6)高すぎるコレステロールも見逃すな
 2)糖尿病、放っておいたら悔い残る  7)お食事の塩分・脂肪控えめに
 3)不整脈、見つかり次第すぐ受診     8)体力に合った運動続けよう
 4)予防には、タバコを止める意志を持て 9)万病の引き金になる太りすぎ
 5)アルコール控えめは薬、過ぎれば毒 10)脳卒中起きたらすぐに病院へ

講師 横山医師

講座の様子

概要

開催日時 平成24年1月18日(水曜日) 14時30分~15時50分
会場 杉並公会堂 (杉並区荻1-25-5)
主催 公益財団法人 三越厚生事業団
後援 日本人間ドック学会
参加人数 139名

第35回 健康講座

「特定健診(メタボ健診)を振り返って」
三越診療所所長 山下 毅

1.メタボリックシンドロームとは
2.メタボ健診 (特定健診・特定保健指導)
3.生活習慣の改善
 食事・運動療法
 行動療法
4.動脈硬化の危険因子
5.脂肪細胞
 分布
  ・内臓脂肪
  ・皮下脂肪
6.内臓脂肪
 高血圧/脂質異常症/糖尿病を合併しやすい
7.メタボリックシンドロームまとめ
8.医療制度構造改革のポイント
9.メタボリックシンドロームの概念を導入
10.医療保険者に健診・保健指導の義務化
11.標準的な健診・保健指導プログラム(確定版)
12.ヘモグロビンA1c(HbA1c)
13.受診率向上
14.特定保健指導の終了率の向上
15.3年間の特定健診・特定保健指導より
 ・実施率は特定健診 43.3%・特定保健指導 13.7%と目標をかなり下回っている。
 ・しかし逆に言うと2千万人以上の国民が参加した健診が行われ、有用な情報がわかってきた。
  ―MS該当者の医療費は高い
  ―保健指導を受けると4人に1人は脱メタボ など
 ・受診率や保健指導終了率を上げる方策を検討し、またMSの診断基準・検査項目の見直しなどを行い、
   H25年度からの第2期へとつなげる。
16.限界
 ・メタボリックシンドローム診断基準の限界
  ―腹囲測定・基準値(血糖・中性脂肪・血圧測定は変動が大きい。空腹時が徹底できるか)
  ―内臓脂肪が中心で、「炎症」の概念が注目されていない
  ―日本人での大規模な縦断的研究はこれから
  ―今までの高コレステロールや糖尿病という危険性の方が動脈硬化性は強い
 ・保健指導の限界
  ―標準的な指導は示されるが、行動変容・行動修正療法の難しさ
  ―どの程度・頻度そしてどのくらい費用をかけるか
 ・アウトカムを「生活習慣病・予備軍を25%減」
  ―元々メタボリックシンドロームは虚血性心臓病がターゲット
17.肥満治療の基本原則
18.肥満を招く食事
19.標準的な運動処方
20.行動(修正)療法
21.肥満症に見られる実際の食行動と意識との「ずれ」や「くせ」
 *認識・満腹感覚・摂取量の「ずれ」
  ・肥満は遺伝だから仕方がない
  ・水を飲んでも太る
  ・食べていないのに太る
  ・好きなものは別腹
 *食行動上の悪い「くせ」
  ・目の前の物についつい手が出る
  ・イライラすると食べてしまう
そのような人に1日のうちで食べた物を全て書き出させると、思った以上に食べていることに気付くことが多いものです。

講師 山下医師

講座の様子

概要

開催日時 平成24年3月22日(木曜日) 14時30分~15時50分
会場 新宿文化センター 小ホール (新宿区新宿6-14-1)
主催 公益財団法人 三越厚生事業団
後援 新宿区 日本人間ドック学会
参加人数 131名

ページトップへ戻る
交通アクセス
お問い合わせ