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平成30年度 開催報告


第44回 健康セミナー

日 時:2018年11月19日(月)13時より
会 場:日本橋三越本店6階『三越劇場』
講 演:広瀬 信義 氏 (慶應義塾大学医学部百寿総合研究センター特別招聘教授)
演 題:「百寿者より学ぶ百年を健康に生きる秘訣」
参加人員:500名

近年超高齢化が進み人生百年時代といわれるようになってきた。この講演では百歳に到達した百寿者の
研究からどんなことが分かったかについて紹介したい。残念ながら100歳まで健康長寿で生きる
秘訣を理解するにはまだ研究が必要である。百寿者は急増しており1963年では全国で153人で
あったが2 0 1 7 年には6 7 , 8 2 4 名であった。百寿者は、糖尿病が少ない、動脈硬化が少ない、
炎症反応が低い、好奇心が旺盛で、幸せ感が高いなどの特徴がある。超高齢者の予後調査を行うと、
フレイル、炎症反応が生命予後に関連する事が分かった。フレイルの予防治療が超高齢期を健康に
過ごすのに必要と考えられる。長寿と遺伝の関係についてよくご質問をいただく。寿命に影響する遺伝の
強さは2 0 - 3 0 %と考えられている。現在長寿遺伝子の研究が活発に行われているがヒトでは
強い効果のある遺伝子は発見されていない。百寿者の中でも1 1 0 歳以上の方を特に
スーパーセンテナリアン(SC)と呼ぶ。SCは2015年の国勢調査では日本全国で146名と極めて少ない。
S Cは1 0 0 歳の時点で認知症はなく、自立していた。生涯を通して大病をせず真の健康長寿を
達成した方で、様々な研究が計画されている。この講演では魅力的な百寿者の方の
エピソードもいくつか紹介したい。
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